麺の太さは何でわかる?
今日も遊びに来てくださり、ありがとうございます。
田中製麺の「たまげた」こと
田中明美です。
田中製麺ではおもに、お客様へのお知らせや販促物を作ったり、
売り場の運営に携わっております。
「お客様のもっと近くに!」
その思いをむねに、ブログをはじめました。
↑私の描いている「たまげた」くんを気に入ってくださる方が
多く、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。
この「たまげた」は埼玉ポーズをとってるところ!
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突然ですが質問です。
あなたは「太い」麺が好きですか?
「細い」麺が好きですか?
(私はどちらかといえば太いほうが好きです。)
では、「15番」の麺と、「26番」の麺。
細いのはどっちでしょう?
・・・・・・
(突然そんなこと言われてもね~。)
ですよね。わかんないですよね。
正解は・・・「26番」の麺のほうが細いです。
それでは次!
そもそもこの「〇〇番」の根拠はなんでしょう?
・・・・・・
(麺屋じゃないからわかるわけないやん。)
ですよね。見当つきませんよね。
正解は・・・
「〇〇番」とは、
製麺時に機械に装着する切刃のサイズの事を
いいます。
もうちょい詳しく説明しますと・・・
約30mmの幅の中で、何本の麺が切れるかということで
切刃の番号が決められています。
例えば切刃「20番」だと、
約30mm÷20本=約1.5mmとなります。
すなわち、「20番」の切刃をつかって製麺すると
約1.5mm幅の麺ができる、ということになります。
さらに、この切刃の番号の規格は
日本工業規格(JIS)で定められており、信頼のおけるものなのです。
ですので、「(麺を切る機械の切刃の)番号」を聞くだけで、
その麺の幅を正しくイメージできるわけです。
この規格はうどんやそば、ラーメンなど、どの麺類に対しても
適用されています。
一般的に、番号が18番以下の麺は「太麺」、24番以降の麺は「細麺」と
区分されています。
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あと切刃の事でもう一つ!
切刃によって、麺の断面の形状も変えることもできるのです。
大きく分けて麺の断面が四角になる「角刃」、丸くなる「丸刃」、
包丁できったように角が立った断面になる「包丁刃」などが代表的。
さらに調べてみると、ゆでやすいように麺に切れ込みがはいるものや、
もっと変わった形の断面になる切刃があるようです。
ひとくちに「切刃」といっても、いろんな種類があるようです。
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この豆知識が頭に入ったからには
「〇〇番の麺・・・」と聞くと、「30mm÷〇〇番=〇〇mm」という
計算式がパパッと頭の中で働いて、どれくらいの幅の麺なのか
見当をつけることができますね。
自分の好みの麺の説明もしやすくなります。
「おれさ~、〇〇番くらいの太さの麺が好きなんだよ~」
とか。(つうっぽいかんじがしますね。)
また、食べているとき麺の断面の形状が
どんなふうなのか気になっちゃうかも( *´艸`)。
だけど、麺料理はできたてを召し上がるのが一番おいしいのです。
気になりすぎて麺が伸びてしまわないようお気を付けくださいね。
さぁて、今日は金曜日。
楽しいことがいっぱい起こりますように。良い一日を!